2010年10月2日 TAKING OFF!

 1年と3ヶ月を暮らしたSaerumを後にするときが来た。いつか来るとはわかっていたが、それが今であることに多少の驚きを覚える。今週はじめより片付けを開始した各城には、お面やら巻物やら酒!、雪だるま!?など、がらくたがまだ残っている。しかしこれもあと数時間で片付けられるだろう。そうするともうSaerumに戻る場所はない。次に進む時だ。

 個人的に複雑なギルド関係を整理したい、またせっかく住んでいるのだから盛り上げていきたいという目的で始めた本レポートも今回が最後になるだろう。レポートを書くにあたっては、基本的に住民である自分を無視して書くように心掛けていたが、おおかた成功したのではないだろうか。

 実は、世界大戦ではずっとモヒられており、毎日あたふた、終わらない略奪行為に、一体これはいつまで続くことかトホホ...と過ごしていたが、レポートを書く時はそんな自分を客観的に「これはたいへんだね~」とまるで他人のように見ていたものだった。結果的に、それが熱くなりすぎることも冷めすぎることも防ぎ、ここまで住み続けることを可能にしたのだろう。

 Saerumを去る理由はここでは書かないが、所属ギルドには伝えている。とはいえこれまでのレポートからおおよそわかるかもしれない。結局、最初のギルドが最後のギルドになった。

  ”初め加入してホント私にとって居心地のいいギルドで満足すぎる
   ぐらい楽しい場所でした。(当たりを引いたような感じ)”

 これはギルド内でアンケートをとったときの、あるメンバーのコメントだが、全く同じ気持ちである。このギルドは一見すると子どもっぽいように見えるがそれは違う。いい大人があえて子どものように振舞っていたというのが本当の姿であった。大人のように振る舞うが実は子どもか、大人になりきれていない姿ほど悲しいことはない。今年のはじめからは初代ギルマスと連絡がとれなくなったこともあり、ギルマスとして過ごしていただが、様々なメールのやりとりを交わす中で、これらのことをいつも思わされた。

 このレポートではこれまで所属ギルドについては触れなかったし、所属ギルドでもこのレポート者であることを伝えなかったが、別に隠す意図はなく単に2つの役割(ロール)を平行して楽しみたい(プレイング)というだけであった。どうぞご了承いただきたい。

 最後に多いときには毎日600以上もアクセスがあった本レポートを読んでくださった方に、また長い間お世話になり楽しませてくれたギルドメンバーに感謝して...

 南国ひまわり同盟 元ギルドマスタ
 Keitanian