2010年9月18日 うんえいの当面(雑談)

 うんえいの当面を知るのに株価をみるという方法がある。株価は半年から1年先の業績等を見込んで動くものであり、最近では新大陸への移住募集のニュースで株価が上昇したという出来事が記憶に新しい。このブロクで話題にしたサイクル分析で使用したエリオット波動により現時点での分析をしてみよう。

 まず2007年夏を頂点とするバブル崩壊で長らく低迷していた株価は、2009年の終わりに回復の兆候をみせた。52週移動平均(青色)を抜け、週足の雲も突破したのである(1波)。その後再度下落したが、再度52週移動平均にタッチすると反発上昇した(2波)。セオリーなら1波の高値を超えてロングを持つべきであるが、個人的には待ちきれずに日足の20週移動平均が50週を上抜けた段階で購入した。
 1波の高値(赤い水平線)を超えると、セオリーどおり急上昇をみせた。そこで3波をつけるわけだが、購入した株は、このブログでもたびたび紹介している”42日”を消化し、2006年の高値レンジスタンス(赤い四角)を前にしたこともあり、処分してしまった。このあとさらに上昇して5波をつけるわけなので、結果的には売るのは早過すぎたが、一株あたり買値の4倍で手放せたことは幸運であり、寂しいSaerumに居続け、うんえいに関心を持ち続けたかいがあったといものだ。
 さて5波の21万超え時の出来高は、3波の出来高を下回り、天井を示す最初のシグナルが得られた。このあと、A-Bと進行して、現在はC波が進行中とおもわれる。購入するのはまだはやいだろうが、ターゲットとしては、5万円前後のレジスタンスゾーンであろう。しっかと足元を固めて、3つ移動平均がまた水平方向でまたからみあうようになるのを待ちたいが、いつもの212日の日柄が、上昇の起点から営業日ベースで消化されるタイミングもしっかりと確認したい。
 さて本題のうんえいの当面だが、株価でわかるように新規事業への期待はだいぶ消化され、織り込み済みとなっている。そして現時点では先の見通しが不透明なことを表している。うんえいも一つのサイクルの終わりを迎えている。